MUKU-DATA  キッチンカウンター インドローズ片耳付き I様邸

先日I様邸にお邪魔させていただいた。
数年前にインドローズの一枚板をキッチンカウンターとして納品させていただいたお宅である。
インドローズ自体、高価な材で頻繁にカウンター材として納品できるものではないので
それがどのように経年変化しているのかとても興味があった。
材の色の変化殆どないように思ったが常に使われているので少し磨きもかかり
深みが増しているように感じた。
いい感じで深化していたのは一部残した耳の部分
御主人さんは料理好きで良くここへ知人を招いているらしい。
カウンターに座った皆さんは耳の部分を触るらしくその部分がとても良い感じで
光っていた。
やはり多くの人に触られると木は独特の深みと輝きを増してくる。
木が一番キレイに磨きがかかり深く輝くのにいいのは
人の手で触ること、触れること、と聞いたことがあるが満更嘘でもなさそうだ。

カウンター製作時に長さをカットして出た端材は包丁受けとして使われている。
ローズ自体硬い木なので刃先を傷めないようにと刃の触れる部分には柔らかい銀杏が埋め込まれてあった。
木工所のこうしたちょっとした心遣いされた細工は
いいなぁ・・と心に響くしそれを作った方のお人柄も見えてくる。

見た事のないジンがあったので
そのジンってどこのジンですか?と聞いたら
マスター(いや失礼、ご主人さん)が真新しい瓶を開封してくれて
グラスに注いでレモンでピールしてくれた。

アルコール度数の高いストレートのジンから始まった夜は当然・・・
あとはご想像にお任せしたします。  反省。。

人、酒、木、と素敵な一日でした。